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薬の種類と自己注射と内服の違い FOR PATIENT

内服薬で行うGLP-1ダイエットとは?

当院が処方する錠剤を、コップ1杯弱の水とともに毎日起床時に内服していただきます。6時間以上の絶飲食状態であることと、服用後は30~2時間は飲食をしないようご注意ください。

内服薬の場合は注射と違って痛みがありません。しかし上記の通りいくつかの制約を伴うため、自己管理を徹底しましょう。なお効果については、注射製剤と同等です。

GLP-1に使われる薬の種類

【GLP-1注射】ビクトーザ

ビクトーザはⅡ型糖尿病の治療薬として、厚生労働省に認可されている薬です。ビクトーザの投与によりGLP-1受容体の分泌が活性化され、膵臓からのインスリン分泌を促して血糖値を下げます。

用法用量

1日1回、朝もしくは夕に皮下注射します。極力決まった時間に投与してください。

投与量は0.3mgから始め、7日以上の間隔で0.3mgずつ増やします。ダイエット目的の場合は0.6mgが望ましいですが、患者さまの状態や症状に応じて医師が適宜調整します。

副作用(主に胃腸障害)の発現を避けるために、低用量から投与することを遵守する必要があります。

【GLP-1注射】オゼンピック

オゼンピックは「GLP-1受容体作動薬」のひとつで、肥満治療のほかⅡ型糖尿病の治療に用いられています。開発したのは、デンマークに本社を置く世界的に有名な製薬会社「ノボノルディスクファーマ」で、糖尿病治療薬の研究や開発に広く携わる会社です。 オゼンピックは、遺伝子組み換えにより作られたペプチド化合物です。週に一度、皮下注射を行い投与します。

用法用量

週に1回、皮下注射で投与します。

投与量は0.25mgから始め、4週間後に経過確認をしたあと0.5mgに増量します。

減量目的の場合は0.5mgが望ましいですが、患者さまの状態や症状に応じて医師が適宜調整します。

【GLP-1注射】サクセンダ

サクセンダはGLP-1注射の中で、肥満治療を目的とした唯一の薬です。

日本では未承認ですが、アメリカを始めとした世界各国では肥満治療薬として認可され、広く用いられています。

用法用量

サクセンダは1回の投与量を、0.6~3.0mmの間で0.6mgごとに調節可能です。

なお同成分のビクトーザの場合は1回の投与量が0.3~1.8mgであるため、サクセンダの方が食欲減退効果を期待できます。

【内服薬】リベルサス錠

GLP-1受容体作動薬であるリベルサス錠を服用すると、人体の中にもともとある「GLP-1ホルモン」と同じ作用を引き起こします。

食欲の抑制やインスリンの分泌促進を手助けしたり、胃腸の働きを緩やかにしたりします。また血糖値を下げる効果があることから、糖尿病の治療薬として用いられています。1日1回の経口投与で、ほかの薬とは服用方法が大きく異なります。

用法用量

1日1回、最初の飲水もしくは食事の前に1錠服用してください(噛み砕いたり粉砕したりしてはいけません)。120cc程度のコップ1杯の水で、空腹状態のまま服用することが重要です。また服用後、最低30分は絶飲食してください。ほかの薬剤を経口投与することも避けましょう。

投与開始から1ヶ月間は3mgの投与を行い、減量目的の場合は7mgまで増やします。患者さまの状態や症状に応じ、医師が適宜調整します。 「1日1錠」を遵守し、誤って服用しすぎないようご注意ください。

糖尿病治療薬との違いは?

糖尿病治療では、本来膵臓から分泌されて血糖値を下げる働きを持つ「インスリン」を自己注射する場合が大半です。同じ注射でも、GLP-1はインスリンとは異なるので混同しないようご注意ください。

そもそも糖尿病は、インスリンが膵臓から分泌されなかったりうまく作用されなかったりすることで血糖値が上がる病気です。GLP-1もインスリンの分泌を間接的に助けますが、ダイエットにおいて重要視されるのは「食欲抑制作用」と「胃排泄抑制作用」です。糖尿病治療薬とGLP-1は、似ているようで異なる薬なのです。

個人輸入してもよい?

「個人輸入」とはGLP-1に限らず、海外のものを自身で購入して輸入する方法です。日本では未承認であることや費用の面からGLP-1を個人輸入しようとする人が見受けられますが、安易に個人輸入を行うのは危険です。

ただでさえGLP-1注射は、医師が処方する場合でも日本医師会に注意喚起されるほどです。信頼性の低い輸入業者から入手すると健康被害が生じる恐れがあるため、医療機関で処方してもらいましょう。